グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

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グローバル潮流を学ぶ

ジェンダー平等推進への取り組み

ジェンダー平等の推進はSDGs達成における鍵であり、2015年9月25日第70回国連総会で採択されたSDGs決議文書の前文においても、「ジェンダー平等の推進はSDGs全体の目的」であることが、明記されています。

日本も女性活躍推進法など法整備を進め、企業もそれらに対応することで、ジェンダー平等推進の一つの側面である女性活躍を促進しています。しかし、世界経済フォーラムが毎年公表する「The Global Gender Gap Report」で発表されるジェンダーギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)は、先進国の中で最低レベルにとどまっています。更に、ジェンダーに関する企業の経営層の発言が、国際的に批判を受けるケースも見られます。企業は国内の法のみならずグローバルな基準に敏感になり、グローバルな文脈でジェンダー平等推進を進める必要があります。グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンのWEPs分科会では、日本社会のジェンダー平等の底上げに貢献すること を目指し、会員企業・団体が活動しています。

イニシアチブ

women's enpowerment principles

ジェンダー平等推進のための包括的かつ国際的な枠組みとして、「女性のためのエンパワーメント原則(WEPs外部リンク)」があります。国連グローバル・コンパクトとUN Women(当時:国連婦人開発基金)が連携し、2009年に策定されました。現在事務局は、UN Womanが担っています。

WEPsは、女性の活躍推進に積極的に取り組む企業の行動原則です。「トップのリーダーシップによるジェンダー平等の推進」など7つの原則から構成されています。これまでのジェンダー平等推進のための施策は、従業員の均等待遇など、社内の取組に重点が置かれていました。一方WEPsは、インクルージョン(包摂)を重視し、ビジネス活動やマーケティング戦略に、取引先・投資家・地域コミュニティ・NGO・政府などのステークホルダーも巻き込んで、連携・協働して推進することが期待されています。

投資機関でも、WEPsを重要視する動きは広まっています。

  • Equileap(オランダを拠点とする企業のジェンダー関連のデータ収集と評価を行う機関)の評価基準は、WEPsをベースに作られており、「WEPsへの署名」が加点項目となっています。
  • そしてそのEquileapの評価基準・スコアカードなどデータは、GPIFが現在採用している外国株式を対象に採用したESG指数の「モーニングスタージェンダーダイバーシティ指数」のベースとなるなど、活用されています。
  • さらに、Bloombergの「ジェンダーイクオリティ指数」は「WEPsへの署名」が加点項目となっています。

WEPsに署名するメリット

①ジェンダー平等推進を経営に位置付けることで、企業価値の向上につなげることができる
②SDGsやESG投資への対応策として、グローバル基準に則った取り組みを行い、国内外に広く発信することができる
③「女性活躍」「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進するために必要な基盤を構築することできる
④「ビジネスと人権」「人権デューデリジェンス」に適切に対応するための基盤を構築できる
⑤「経営戦略」「職場」「市場(含:サプライチェーン)」「コミュニティ」「情報開示」を網羅した包括的な取り組みを行うことができる

実践のためのツール

WEPsに基づきジェンダー平等推進を実践するためのツールを「目的でつながる」でご紹介しています。自社の活動推進に、是非ご活用ください。