グローバル潮流を学ぶ
SDGsファイナンスへの取り組み
国連は、2030年までにSDGsを達成するために、世界で年間3兆ドルから5兆ドルの支出が必要になると推定しています。
コロナウイルスの世界的蔓延により、その推定額はさらに年間2兆ドル増加するとされています。
投資家や政府の間では、気候変動の影響を受けない持続可能な未来への移行において、民間セクターが果たす役割は非常に多くかつ重大であるとの認識が高まっています。
国連グローバル・コンパクトでは、SDGsに向けた企業の投資を導くための一歩として、2019年12月、CFOタスクフォースを立ち上げ、世界の有志CFOと共に、SDGsファイナンスのビジョンを共有しました。
その後、SDGsと整合した企業投資をより一層加速させるべく、2022年3月に「SDGsのためのCFO連合」を発足し、これまでCFOタスクフォースで育んだビジョンを共有しながら、SDGsファイナンスのスケールアップを目指して活動しています。
SDGsのためのCFO連合
CFOタスクフォースは、2020年9月に「統合的なSDG投資と金融に関するCFO原則」を策定しました。
この原則に署名することで、「SDGsのためのCFO連合」の参加者として認められ、CFO連合が開発したリソースにアクセスできるようになります。また、SDGsの実現に向けた重要な資金調達を先導する企業のグローバル・コミュニティーにも参加することができます。
SDGsのためのCFO連合について、詳細はこちらからご確認いただけます。
CFO Coalition for the SDGs (英語)
入会ご希望の方は、国連グローバル・コンパクト サステナビリティ・ファイナンスチームまでご連絡ください。(英語のみ)
Sustainable Finance Team
CFO原則
CFOタスクフォースは、2020年9月に「統合的なSDG投資と金融に関するCFO原則」を策定しました。
この4つの原則は、国連グローバル・コンパクトの10原則を補完し、企業が持続可能な開発に向けて移行し、SDGsの達成に向けて企業金融と投資を動員しようとする際のガイダンスを提供するものです。
原則1: SDGsのインパクトテーゼと測定ツールの開発
原則2:SDGs戦略及び投資を既存の企業戦略に統合すること
原則3:企業のSDGsファイナンスの統合
原則4:SDGsに関するコミュニケーションとレポーティングの統合