グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

会員数:企業・団体

理事メッセージ

「ホームページ刷新にあたって」

理事写真1

 いつもグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)へのご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 GCNJではこの度、ホームページを大幅に改修しましたが、新しいホームページの導入にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
 コロナが流行り始めてそろそろ2年になりますが、大分収まってきたとはいえ、第6波に備えてまだ気を緩められません。私たち事務局は2020年2月に旧オフィスの六本木から、ここ青山の国連大学本部ビルに引っ越した途端にコロナ禍が始まってしまい、原則テレワークになりました。新オフィスに通えず残念ですが、お陰様でテレワークという「新しいはたらき方」を手に入れることができました。日常の仕事はオンラインでゆったりとできますし、移動なしでセミナーやフォーラムなどに参加できます。GCNJの分科会はオンライン開催になり、全国からの参加者が一挙に増えました。会議のフォローや記録に録画の威力は絶大です。事務局の経費は激減しました。一方で、あらためて、意思疎通の深さの違いや、暖かな触れ合いなど、対面でなければ得られない価値の大切さにも気付かされました。更に重要なことは、私も含めて人々が「変化」を体験したことです。ポストコロナで人々は、SDGsが求める「価値観の変化」と「はたらき方と生活様式の変化」を受け入れ易くなったと思います。

理事写真1

大変ありがたいことに、昨今GCNJへの加盟が大分増えてきています。2003年から2017年までの15年間は年平均16(社・団体)の 増加でしたが、2018年から2021年までの年平均は47増です。この数年、SDGsとESGが広く普及し、2020年には「ビジネスと人権の指導原則」に対する「日本の国別行動計画(NAP)」が発行されました。このような世の中の「環境と社会とひと」へと向かう潮流が、経営者を国連グローバル・コンパクト(UNGC)の10原則に向かわせているのかもしれません。1999年のダボス会議で国連事務総長のコフィ・アナン氏(当時)は「人間の顔をしたグローバル市場」というビジョンを掲げ、国連とビジネスの連携を訴えました。そこから、2000年7月のUNGC、2か月後の「MDGs」(その後継がSDGs)、2006年のPRI、2005年にスタートして2011年に完成した「ビジネスと人権」と、アナン氏のイニシアティブが次々と産み落とされました。アナン氏はビジョンを実現するために、UNGCという「経営者がコミットする場」を作り、MDGs/SDGsという「世界が向かうべきゴール」を示し、PRIによって「ビジネスの基本メカニズムにESGの価値観」を統合し、ビジネスの底流に「人権」を流し込もうと考えた、それが現在のGCNJの加盟増にも繋がっていると私は受け止めています。私達GCNJの重要な役割は、ビジネスにおける「SDGs」と「ESG」と「ビジネスと人権」そして「GC10原則」の統合的な実践をお手伝いし、ステークホルダーと共に「人間の顔をしたグローバル市場」の実現を牽引することです。引き続き、皆様のご支援・ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2021年12月
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
代表理事 有馬利男