GCNJ Newsletter 2022年9月号

毎年開催しております「GCNJ年次シンポジウム」につきまして、開催日が11月21日に決定いたしました。申し込み、詳細につきましては、今後当ウェブサイトでご案内申し上げます。

一社）HAPPY EARTHがSDGsウィークに開催する「HAPPY EARTH FESTA2022」にGCNJがSDGsをテーマとした2つのプログラムにて参加します。
後日、HAPPY EARTHのYouTubeサイトで公開予定です。ご関心のある方はどうぞご覧ください。

今年度はテーマを「海外贈賄危機管理の実践に向けて」とし、海外贈賄防止委員会（ABCJ)様と共催でオンライン開催いたします。第一部で「ケーススタディで学ぶ海外贈賄危機管理」、第二部で「グローバル内部通報の導入-海外贈賄防止の一環として」についてパネルディスカッションを行います。また、終了後には情報交換会を行います。腐敗防止に関心ある皆様のご参加をお待ちしております。

みなさん、こんにちは。事務局長の矢部でございます。8月もあっという間に過ぎ、やっとここに来て猛暑が収まりつつありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか？
3年ぶりの行動制限のない夏休みシーズンを家族や仲間とゆっくりされたことと思います。テレビでも繰り返し放映されておりましたが、各地のお祭りが3年ぶりの実開催とのことで、阿波踊りやよさこい祭りなど、日本全国から集まって参加されている人たちのいきいきとした顔を見て本当に嬉しく思いました。この3年間実際に練習してきたものも披露できず、ストレスを感じていたものを一気に発散できたのだろうと思います。

欧州では既にDD（デューデリジェンス）の法制化が進んでおりますが、日本におきましてもESG評価の定量化と開示が今後義務付けられてくるかと思います。あるコンサルティング会社の方の記事では「日本企業の潜在的なESGの価値は非常に大きいが、定量化や開示、投資家との対話が十分ではなく、過小評価されている。ESGの価値を定量化し、開示して説明すれば企業価値を倍増できる。」「ESGのEにあたる環境面は二酸化炭素（CO2）の排出量を抑えるなど、数値を開示する企業は少なくないが日本企業が海外企業より優れているのに開示が不足しているのはパーパスや人材、DE&I（多様性、公平性、包括性）だ」（日経新聞からの抜粋）と書かれておりました。

岸田内閣が進める「新しい資本主義実現会議」では、性別にかかわらず仕事ができる環境整備のために、男女間の賃金差異の企業への開示義務化を進めることとなりました。7月8日省令を改正し、同日より常時雇用する労働者301人以上の企業から開示義務が課されることとなりました。GCNJ会員企業の皆さんの多くがこの対象になる事かと思います。開示義務データはもちろんのこと、企業の価値を説明するためのESG情報の定量化と開示について、新CoP開始の機会をきっかけに、GCNJ会員企業の皆さんが率先して取り組んでいただければと思います。また、GCNJからはこういった情報を少しでも早く、皆様にお伝えできるよう引き続き様々なステークホルダーとの連携、情報取集を実施したいと考えております。
引き続きご支援、ご協力お願い申し上げます。