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バイヤーの方へ
CSR調達の管理体制構築に向けて、バイヤーの方からのよくあるお困りごとについて回答しています。
CSR調達の体制構築に向けて
お困りごと
- 資材部門や原料部門から、調達先のサプライチェーンマネジメント(SCM)体制を整備したいと相談を受けたがどうすればよいか。
- トップダウンで急遽SCM体制を構築することとなったが、どこから着手すればよいのか。
回答
- まず、CSR調達/持続可能な調達の概念と全体像を把握することが必要です。GCNJが作成した持続可能な世界実現のためのお役立ちシリーズの「CSR調達入門書」を参考にしてください。
- その上で、貴社がCSR調達/持続可能な調達の目的、取り組むことのメリットを確認し、SCM体制を整備する目的を明確にされることをお勧めします。
- その後、SCM体制を整備する方法と計画(予算、人員、スケジュール等)を作成されてはいかがでしょうか。
参考となるお役立ちシリーズ
デュー・ディリジェンスの実施に関して
お困りごと
- 調達先に調査票を送ったものの理解が得られないところもあり、100%回答を回収できません。どのように浸透させればよいでしょうか。
- 調達先の回答が正しいか検証する方法はありますか。
回答
- 回答の根拠となる書類等を調達先から提示いただくことで、一定レベルの検証は可能です。証拠類を確認できない場合は、調達先を現地視察して確認することや、専門的な第三者機関に監査を依頼するなどの方法もあります。ただし、すべての調達先に対して現地視察や監査を行うのは難しいため、リスクの高い調達先から優先しての実施が現実的かもしれません。なお、回答内容の確認や監査に関しては、GCNJが作成したCSR調達お役立ちシリーズ「サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方-サプライチェーン分科会からの提案-」の「第3章 SAQのあるべき姿」「第4章 監査のあるべき姿」をご参照ください。
参考となるお役立ちシリーズ
他社の事例
お困りごと
- サプライチェーンマネジメントがしっかり構築できている他社事例を知りたいです。
- 具体的に他社がどんなツール利用しているか知りたいです。
回答
- これから取り組み始める企業への参考として、GCNJ会員企業の取り組み状況一覧表を紹介します。CSR調達のグッド・プラクティスとして御覧ください。
- 経済産業省が実施しているサプライチェーンの最適化に向けた表彰制度「サプライチェーンイノベーション大賞」などを参考にしてください。