グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

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グローバル潮流を学ぶ

水保全への取り組み

水リスクは、気候変動リスクと連動する世界的リスクです。世界経済フォーラムの年次総会(通称ダボス会議)に合わせ発表された「グローバルリスク報告書2020」では、負の影響が大きいリスク第5位に「水の危機」が入っています。

世界主要企業の環境活動評価として最重要の格付け指標であるCDP(Carbon Disclosure Project)調査でも、気候変動・森林と並んで、水セキュリティに関する調査項目を持っています。さらに、2021年からは、国連持続可能な開発のための海洋科学の10年が始まります。これは、ユネスコ政府間海洋学委員会が実施計画を作成しており、2019年5月に第一回計画作成会議が行われました。水リスクにかかわる活動は、これからますます加速すると予想されます。グローバル・コンパクト・ネットワークジャパンでは、専門家との対話やメンバー同士の交流を通して、水リスクへの対応を始めとした環境経営の最新情報を得て自社の活動に活かそうと、環境経営分科会が活動しています。

イニシアチブ

CEO Water Mandate | Water Resilience Coalitionのロゴ画像

The CEO Water Mandateは、水資源の保全に関わる企業の取組みと情報開示を支援するイニシアチブです。2007年に発足し、現在では200社以上の企業が賛同しています。賛同企業は、水資源の保全に関わる6つの分野について、継続的に取り組むことが求められています。

更に、2020年3月にはThe CEO Water Mandateの下部組織としてWater Resilience Coalition(以降はWRCと略称)が設立しました。WRCは、2050年までに「世界の淡水資源を保護・再生すること」をビジョンに掲げ、企業・NGO等が共に水資源保全に取組む“コレクティブ・アクション”を拡大させること、および水資源の保全に対する世界の関心を高めることに取組んでいます。なお、WRCに参加するためには、国連グローバル・コンパクトおよびThe CEO Water Mandateに署名している必要があります。

The CEO WATER MANDATEに署名するメリット

The CEO Water Mandate

(1)水資源の問題解決に向けた先進的な取組み事例を学ぶことができる。
(2)水資源の問題に関する最新トレンドを入手することができる。

Water Resilience Coalition

(1)事業継続を脅かす水資源の問題に対し、グローバル企業や国際NGOと共に活動を行うことができる。
(2)水資源の問題に関するトレンド形成に参画することができる。