グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

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ニュース 2021年

7月1日よりサステナビリティ基礎セミナー募集開始_GCNJ NewsLetter No94, July, 2021

更新日:

梅雨のなか、本格的な夏の訪れも間近に感じるころとなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本号では7月1日より募集を開始したサステナビリティ基礎セミナーや、先日実施された国連グローバル・コンパクト2021年リーダーズ・サミットの日本企業登壇セッションのご報告など、
各種イベント・セミナーについてご紹介します。最後までご一読ください。

開催・募集開始のお知らせ

GCNJ主催2021年度サステナビリティ基礎セミナー

3日間にわたり、サステナビリティを学びたい担当者の方向けのオンラインセミナーを開催します。
プログラム詳細やお申込みについては、7月1日より、一般サイトでご案内しております。

基礎セミナーに関するご案内はこちら

事例募集のご案内(会員限定)

国連グローバル・コンパクト/人権ジレンマフォーラム(HRBDF) 企業の取り組み事例募集について

この度、GCNJはUNGCの表題のプロジェクトを通して、会員企業皆さまに人権の取り組み事例を募集します。
これはUNGCのサイト(https://hrbdf.org/)で、企業の人権取り組みを紹介するものです。
このサイトは2016年に開設されましたが、事例の更新追加をするのが目的です。
ESG評価のS(社会)は、ほとんどが人権との関わりがあり、またSDGsの取り組みも人権が基盤にあります。
取り組みのご紹介が、日本企業のグローバルなプレゼンス向上の場となります。

開催報告

国連グローバル・コンパクト2021年リーダーズ・サミット 日本企業登壇セッション

国連グローバル・コンパクト2021年リーダーズ・サミットが今年もオンラインで開催されました。
26時間にわたる100以上のグローバル、リージョナル、ローカルセッションが開催され、161ヵ国から2万人以上が参加しました。
570人のスピーカーが「ジェンダー平等推進」「ディーセントワーク」「気候危機対策」「パートナーシップ」「平和と公正な世界」などのテーマについて、
議論しました。
国連事務総長をはじめ、国家元首、ビジネスリーダー、市民社会リーダーが2030年までに持続可能な開発目標に向けた進展を加速し、
2050年までにネットゼロを達成するという企業の野心を高めるよう呼びかけました。
日本企業からも、ジェンダー推進および児童労働のセッションにご登壇がありました。

GCNJ主催セッション「Gender equality as a key to well-being: Japan`s challenge」

日本のSDG 5の進捗は遅れているもかかわらず、多くのグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの会員企業は、
前進し、男女平等を推進し、従業員とその家族の幸福を改善するための取り組みを進めています。
このセッションでは、日本のジェンダー平等の現状の概要を説明し、ご登壇の皆様のご協力により、ジェンダー平等への取り組みの好事例等をご紹介しました。
日本のこれからの10年間の経験は、ただ単にGender Gapを改善するというだけではなく、ウェルビーイングな働き方(かつ競争力のある働き方)を模索・提言するという意味で、多くの方々に新たな挑戦への一歩を生み出していただくためのヒント及び世界に対しても意味のあるセッションとなったのではないかと考えております。
皆様のご尽力には心から感謝申し上げます。
動画は以下YouTube Channelにてご視聴頂けます。
https://www.youtube.com/watch?v=IIq8_j92JKk (GCNJ)
https://www.youtube.com/watch?v=p3xzUI1KJ44&list=PL315PYhQ4901g477AvGWO7AcEYmbT1mXz&index=17&t=18s (UNGC)

UNGCとILO共催 「Business Leadership in Times of Rising Risks of Child Labour」

登壇者:不二製油グループ本社株式会社 代表取締役社長 酒井 幹夫
セッションでは、政府やその他の主要なアクターと協力して児童労働の撲滅に向けた進捗を加速させるために、
ビジネスリーダーが果たすべき重要な役割に焦点を当てまあした。
また、ビジネスリーダーたちは2021年の行動誓約(Action Pledge)と、ポストパンデミックの世界において児童労働のないサプライチェーンを構築する方法についての見解を共有しました。
動画は以下YouTube Channelにてご視聴頂けます。(1h16m40s~1h32m13s) https://www.youtube.com/watch?v=CPeh1P-DiXw(UNGC)

事務局長からのメッセージ

みなさん、こんにちは。事務局長の矢部です。
先般の国連総会において、グテーレス事務総長が2期目の再任を全会一致で承認されました。2期目の任期は2022年1月~26年12月までの5年間でグテーレス事務総長は演説で「完全な危機に陥るか、全ての人に安全でよりよい未来を実現できるかの岐路にある」とし、気候変動対策やジェンダー平等、人権保護などで「前向きな突破口を開けるよう全力を尽くす」と語られています。まさに国連として取り組むべき課題がそのままグローバルコンパクトとして企業や団体の皆さんが取り組むべき課題として認識され、事務総長の2期目の演説の中でも「全力を尽くす」というコメントに繋がっています。
6月15-16日に開催されたUNGCリーダーズサミット2021の冒頭の挨拶では、グテーレス事務総長は、「あらゆる企業のリーダー、パートナーズ、ソサエティ、政府、そして国連が一同に介し、大変重要な課題に対してグローバルに会話することができる、とてもユニークな機会である」と紹介し、UNGCの活動に大きな期待を寄せていると感じました。会員数では世界で12番目ではあるものの、UNGCとしては最も重要なローカルネットワークとして認識されているネットワークジャパンの活動はUNGCから非常に評価されておりますが、UNGCでの日本企業の露出度はまだまだ低く、今後事務局としてはUNGCへの日本企業の取り組み、活動をもっとアピールし、その認知度を上げていきたいと思っております。
その中で今回のリーダーズサミットでは会員企業の皆さんのご協力を得、ジェンダー平等、そして人権に関するセッションにご登壇頂きました。ご登壇頂きました企業の皆様、そしてファシリテート頂きました飯塚先生(同志社大学)には心からお礼申し上げます。先般UNGCの事務局長であるサンダ・オジャンボからもお礼のメッセージがありましたこと、ご報告申し上げます。
このリーダーズサミットは2日間、26時間ぶっ続けで開催されました。その内容は多岐にわたっており、それぞれのセッションが既にYouTubeにアップされております。是非、参加できなかった皆様にはYouTubeを通してご閲覧頂ければ皆様の活動の一助にもなるのではないかと思います。宜しくお願い致します。
(事務局長 矢部英貴)