ニュース 2013年
~持続可能な世界実現のためのお役立ちシリーズ第1弾~ 「サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方」を発行
更新日:グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク会員の日本企業25社による共同執筆
一般社団法人グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク(以下GC-JN 代表理事 有馬利男)では、加入会員による分科会の研究活動成果をシリーズ化して8月30日、発行いたします。第1弾は「サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方」と銘打って、CSR調達における諸課題について、グローバルに通用する提言書を上梓いたします。同書の内容につきましては、GC-JN主催/共催のシンポジウム・セミナーイベント、あるいは健全なサプライチェーンの構築に関心のあるアカデミア・団体のイベントへの参加を通じて伝えてまいります。また国連グローバル・コンパクト(以下国連GC)やGC-JNの活動に関連する話題につきましても、今後、「持続可能な世界実現のためのお役立ちシリーズ」として、順次発行する予定です。
国連GCは世界経済のグローバル化に起因するさまざまな社会課題を解決するためには、企業と国連とが協働して取り組むべきであるとする、前国連事務総長コフィー・アナン氏の提唱により2000年に創設された、世界的なイニシアチブ(取り組み)です。現在世界130か国で1万1千の企業や団体が賛同を表明し、人権・労働・環境・腐敗防止の4分野10原則の取り組みを実践しています。
GC-JNは国連GCの考え方に賛同する約180の企業・団体によって構成されている日本のローカルネットワークであり、2003年に発足した前身から数えて、今年で活動10周年を迎えます。GC10原則に関するシンポジウム・セミナー・会員による分科会(ワークショップ/勉強会)などを企画・運営しています。
今回の提言書は、このうち「サプライチェーン分科会」の過去数年間の研究をまとめたものです。今日企業活動がサプライチェーンに及ぼす影響は強大であり、CSR視点からの取り組みやCSR要件の組み込みが要請されています。今回は特に影響の大きい調達/購買プロセスにおいて、会員25社の実践から得られた知見をもとに、グローバル調達において、サプライヤー・バイヤー・社会がトリプルウィンを得るための実際的な提言を行っています。CSR調達の重要性が語られることは多いですが、実践する企業自身が率直に実情の分析を行い、実務上有効な手法の提言を行っているという点で、ユニークかつ広く企業一般が活用できる内容となっています。
GC-JNでは分科会活動や様々なイベントを通して、日本や世界の持続可能な開発について、研究・提言してまいります。国連GCとGC-JNの活動にご注目ください。
以上
「サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方」概要
1.タイトル
シリーズ名:持続可能な世界実現のためのお役立ちシリーズ
タイトル:サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方
サブタイトル:-サプライチェーン分科会からの提案-
2.著 者
一般社団法人グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク
サプライチェーン分科会(2011年度 25社)
3.発行日
2013年8月30日
4.発行形態
GC-JNウェブサイトでのダウンロード またはGC-JN主催/共催のシンポジウム・セミナー等で配布予定
5.頒布価格
非売品
6.主な内容
CSR調達概略、取引先説明会のあるべき姿、SAQ(自己チェックシート)の あるべき姿、監査のあるべき姿、トリプルウィンのCSR調達のポイントおよびグッド・プラクティス
7.問い合わせ先
グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク事務局
03-5412-7235
gcjnoffice@ungcjn.net
プレスリリース:~持続可能な世界実現のためのお役立ちシリーズ第1弾~ 「サプライチェーンにおける望ましいCSR活動のあり方」を発行(PDF/531KB)(PDF:531KB)