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社会課題への取り組み

The CEO Water Mandate

企業事例(2) Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.

企業名 Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.
所在地 アメリカ
UNGC署名日 2009年1月8日
The CEO Water Mandate署名 2011年4月

事業内容
Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は、すこやかな世界の実現を目指して努力を続けるグローバルヘルスケアリーダーです。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品、コンシューマー製品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。詳細については、www.merck.comや当社Twitter、Facebook、You Tubeをご参照ください。

主な取り組み
1. Safe Water Networkと協働で、インドのコミュニティにきれいな飲料水を提供するために給水所を設置するプロジェクトに取り組む
2. 河川の汚濁の原因となる化学的酸素要求量(COD)や窒素とリンの排出量を減らすことで、2009年から2011年にかけて工場廃水の改善を達成
3. 国連機関や他企業と連携し、インドやウガンダの学校の浄水整備や新たな水源作りに貢献することで、水の供給に多面的に寄与
4. 水の使用排出改善への取り組み
5. 水の使用排出量、および削減目標の公表
6. 適切な水政策の推進
7. 地域社会との連携による水不足への取り組み
8. 社員に対し職場や自宅、地域社会において責任ある水の使用に積極的に取り組むことを推奨

地域社会との連携による水不足への取り組み;インドの地方都市への給水所の提供活動

該当する6つの要素

コレクティブアクション(Collective Action)、コミュニティ・エンゲージメント(Community Engagement)

2012年世界水の日に、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.はSafe Water Network(SWN)と3年間に及ぶ1500万ドル相当のパートナーシップを発表。SWNは貧困に苦しむ地域の自立に向けた援助活動を行っている団体で、同社はこの連携を通じて、インドのアンドラプラデシ(インド南部の地方都市)のコミュニティにきれいな水を届けることにより、水へのアクセス向上と水に関連する病気の軽減を図っている。同地区では水を浄化してから飲んでいる家庭はわずか31%のみで、5歳以下の子どもの43%が頻繁に起こる下痢による発育不全に悩まされている。SWNはこれまでに給水所の提供を通して、約4万人にきれいな水へのアクセスをもたらしており、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.はインドにおける実績と、豊富な現地経験を有するSWNと協力することによって、さらに2万から3万人に安全な水を届けようと試みている。また、同地域のような、きれいな水や衛生が課題とされる地域への関心を高めることにより、Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は人々に意識や行動の変化を促そうと考えている。

出典:Safe Water Network(英語)

大きな改善を見せた廃水改善プロジェクト

該当する6つの要素

直接事業(Direct Operation)、サプライチェーンと流域管理(Supply Chain and Watershed Management)

Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は2011年に世界中の同社関連施設における水システムおよび下水インフラ向上のための資金計画を設定し、その中から予算を拠出して、廃水プロジェクトを進めている。同社はこれからの4年間で工場廃水に特化した約50もの設備投資計画の実行を考えている。これらのプロジェクトは、海水や湖沼水質の有機物による汚濁状況を測る代表的な指標となる化学的酸素要求量に加えて、窒素およびリンという富栄養化の原因となる栄養素の2点における排出削減を目指している。作業工程において、何を地上水へ排出しているのか、そして同時に、追加処理が行われる地方自治体の処理施設に何が放出されているのかをレポートしている。同社の2011年における化学的酸素要求量は3,166トンとなり、2010年に比べ47%低下した。また、2011年窒素とリン双方の総負荷量は305トンとなり、負荷量は23%向上した。この実績は南アメリカの施設における廃水処理技術の改善に寄与するところが大きい。

地上水に排出されている化学的酸素要求量
2009年 2010年 2011年
433トン 561トン 604トン
地方自治体の処理施設に排出されている化学的酸素要求量
2009年 2010年 2011年
6,084トン 4,984トン 2,562トン
上記2つの総化学的酸素要求量
2009年 2010年 2011年
6,517トン 5,545トン 3,166トン
地上に排出されている栄養量
2009年 2010年 2011年
50トン 73トン 59トン
地方自治体の処理施設に排出されている栄養量
2009年 2010年 2011年
326トン 324トン 246トン
上記2つの総栄養量
2009年 2010年 2011年
376トン 396トン 305トン
出典

教育機関への水支援プロジェクト

該当する6つの要素

コレクティブアクション(Collective Action)、コミュニティ・エンゲージメント(Community Engagement)

Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は国際連合人間居住計画、コカ・コーラ、ニューデリー放送(NDTV)と協働し、「学校をサポートしよう」キャンペーン支援で大きな役割を果たしている。この活動は2011年1月に発足したもので、100校以上あるインドの学校に通う約5万人の生徒を対象に、きれいな水と公衆衛生施設へのアクセス向上を目指している。それにより、より良い学習環境を整え、子供の健康状態、学校への出席率、教育水準の向上を図ることを目的としている。メルク財団はインド国内で人口が多く、水や衛生、健康管理状態が最も劣悪なマドヤ・パラデシュ州のボパールにある8つの学校に対して支援を行った。各学校は浄水設備や男女別のトイレ、水保存のためのインフラ整備、雨水貯留の施設、景観改善、そして図書館や新しいスポーツ施設建設のための支援を受け取ることができる。
他にもMerck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.は「チェンジ・ア・ライフ・ウガンダ (CALU) 」プロジェクトに対し、水プロジェクト支援のために3万5千ドルを寄付。過去、このプロジェクトでは2010年に雨水を集めるための雨どいや、学校や医療センターのために貯水槽を購入した。今回の寄付により同プロジェクトは510もの井戸を掘削した。この試みはウガンダの学校や医療センターへの水の供給に大きく寄与し、今後の現地住民による自立的な水問題解決への更なるステップとなった。

出典